MOSの勉強をしたいけど、役に立たないってどういうこと?履歴書に書くと恥ずかしい口コミも出てるし、どうすればいいのかな。
ワードやエクセルなどのPCスキルが身に付くMOS(マイクロオフィススペシャリスト)。在宅ワークでパソコンを利用する機会が多い昨今で、必要不可欠なスキルですよね。
一方で、MOSは役に立たない・履歴書に書いて恥ずかしい思いをした…などのネガティブな評判は少なくありません。
▼ この記事で解決できる悩み
- MOSは役に立たない資格なの?
- MOSは履歴書に書くと恥ずかしい?
- おすすめのMOS試験対策はある?
MOSを含めた民間資格は、活用イメージができていないとギャップを感じるリスクがあります。履歴書に書いて恥ずかしい思いをする前に、MOSを目指すメリットと目的を理解しましょう。
MOS検定の目的を勉強前に確認し、必要な資格か考えてみましょう!
MOSは役に立たない?5つの理由・評判を理解しよう
▼ 役に立たないと評判の理由は5つ
結論を先にお伝えすると、MOSは活かし方や目的によっては意味のある資格です。つまり、役に立たない・恥ずかしい口コミは取得後のイメージができていない可能性が高いでしょう。
まずは、役に立たないと評判の理由と原因を詳しく理解しましょう!
MOSが役に立たない理由①:パソコンの基礎スキルで差別化しにくい
▼ 基礎スキルが中心で差別化しにくい
- スペシャリスト:合格率80%前後の基礎PCスキル
- エキスパート:合格率60%前後の応用PCスキル
1つ目の役に立たない理由は、資格取得の差別化がしにくいこと。
MOSはパソコンの基礎スキルを身につければ合格できます。「一定レベルのPCスキル」があれば、資格が役に立たないのでは…と評判になっています。
試験項目 | スペシャリスト | エキスパート |
---|---|---|
おすすめ | パソコン初心者 | 仕事でパソコンを使用 |
Word | 基本的な編集スキル ・フォントの変更、文字サイズ ・簡単な表の作成、文書の印刷 | 専門的な編集スキル ・コメント、牽引、目次作成 ・校閲やデザイン性の高い表 |
Excel | 基本的な操作スキル ・簡単なグラフの作成 ・関数、セルの書式設定 | 専門的な操作スキル ・ピポットを利用した関数 ・マクロ作成、グラフ作成 |
エキスパートは仕事で活かせるパソコンスキルが身に付きますが、YouTubeやネットなどの独学でも理解できるため役に立たないと評判になっています。
確かに独学でも簡単に勉強ができるイメージがあるけど、自己流にはならないで済みそうですね。応用スキルやスペシャリストを目指したい場合は、物足りなさを感じるかも…。
MOSが役に立たない理由②:受験ハードルが低く、取得者が多い
▼ 受験ハードルが低く、誰でも気軽に目指せる
- 毎月1回以上、試験が開催されている
- 累計受験者は全国で460万人以上
2つ目の役に立たない理由は、受験資格のハードルと取得人数が多いため。
MOSは在宅ワークや事務作業で活かせるパソコンスキルが身につく人気の資格。受験資格がないハードルの低さが評判ですが、取得人数の多さから評価されにくくなっています。
試験項目 | スペシャリスト | エキスパート |
---|---|---|
20歳以下 | 32.2% | 17.9% |
21〜30歳 | 32.7% | 39.1% |
31〜40歳 | 14.8% | 20.8% |
41〜50歳 | 12.3% | 14.8% |
51歳以上 | 32.2% | 7.4% |
年齢別ではエキスパートの方が20〜30代が多く、職場で必要スキルを身につけるために受験していると予想できます。累計では460万人以上(2024年時点)となり、差別化がしにくいでしょう。
職場でMOSを取得している人数が多いと、履歴書に書いたりアピールしても恥ずかしい思いをするかも…。珍しさや特別感は少なそうですね。
MOSが役に立たない理由③:パソコンを使わなければ意味がない
▼ パソコンを使わないと役に立たない
- 身に付くスキルは全てパソコン
- パソコンがないと役に立たない
3つ目の役に立たない理由は、パソコンスキルに特化しているため。
MOSは、マイクロソフトオフィスに関するスキルが身につきます。例えば、パソコンを一切使わない営業職や飲食業などで働く場合はMOSのスキルが役に立ちにくいでしょう。
パソコンを使わない仕事や日常生活であれば、MOSのスキルは役に立たないかもしれませんね。活用イメージを考えてから資格を目指した方がよさそう。
MOSが役に立たない理由④:国際資格で履歴書に書くにくい
▼ 履歴書で書いていいか分からない
- 履歴書に書いていいのか分からない
- 面接で伝えて恥ずかしくないの?
4つ目の役に立たない理由は、履歴書に書いていいか分からないため。
MOSはマイクロソフト社が認定する国際資格。例えば、ITパスポートや基本情報技術者などの国家資格とは異なり国から認められている資格ではないので履歴書に書くにくいと評判です。
民間資格でも履歴書に書いてアピールができます。詳しくはこちらで紹介しているので、受験前にチェックしましょう!
MOSが役に立たない理由⑤:取得だけで就職・キャリアップしにくい
▼ 取得だけでは就職できない
- MOSを取得しても就職は約束されない
- スキルアップやキッカケが目的
5つ目の役に立たない理由は、MOSの取得だけで就職できないこと。
繰り返しになりますが、MOSは国家資格ではなく国際資格。例えば、宅建士を取得したら不動産業に就職できるなど、取得だけで就職が有利になるわけではないので注意しましょう。
IT系のおすすめ国家資格はITパスポート。2人に1人が合格する割合で、毎月実施しているので目指しやすいですよ!
▼ ITパスポートおすすめ11選を厳選比較(おすすめ国家資格)
MOSを役立たせるコツ・資格を取得するメリットは3つ
▼ 役に立たせるコツ・メリットは3つ
上から順番に詳しく紹介していきます。
役に立たせるコツ・メリット①:ワードやエクセルを活用した仕事
▼ ワードやエクセルを活用できる仕事
- 事務職や営業サポートなどパソコンスキルを活かす
- Webライターやディレクターなど在宅ワークで最適
1つ目のコツは、ワードやエクセルを活用できる仕事に就くこと。
せっかくマイクロソフトオフィスの実践スキルを身につけても、活用する場がなければ意味がないですよね。具体的には以下の仕事が最適です。
スタイル | 仕事例 | スキル |
---|---|---|
職場での仕事 | 事務職・受付・営業サポート | ワード・エクセルを活用し、データまとめやサポート役として活躍 |
在宅ワーク | Webライター・ブログアフィリエイト | タイピングやグラフ作成により、ライターとして活躍 |
例えば、飲食店のホールやスポーツインストラクターなどパソコンを活用する機会が少ない場合は役に立ちにくいですが、デスクワークなら9割以上は活用します。まずは身の回りで活用できる場を探してみましょう。
特に在宅ワークでは必要不可欠なスキルになるため、身につけて損はないですよ!
役に立たせるコツ・メリット②:生産性を上げて時間を有効活用
▼ 生産性を上げて、効率をあげる
- 時短作業で時間を有効活用する
- メリハリのある日常生活に変わる
2つ目のコツは、メリハリのある生活に変えて生産性をあげること。
パソコンをしていると、ダラダラして「いつの間に夜になっていた…」なんて経験も多いのではないでしょうか。MOSで身に付くスキルは、作業スピードが上がり時間を有効活用できるメリットもあります。
家事や仕事をしながらでも、メリハリのある勉強をすれば継続できそうですね。せっかくなら効率よく勉強して、意味のあるスキルを習得しましょう!
役に立たせるコツ・メリット③:資格を取得後のイメージを考える
▼ 資格を取得後のイメージを考える
- 資格の取得がゴールではない
- MOSをどのように活かすか考える
3つ目のコツは、MOSを取得後のイメージや目標を考えること。
よくある勘違いは、資格を取得して満足してしまうケース。どんなに努力しても、資格を活用していかないと誰にも評価されない上に燃え尽きてしまいます。
例えば、就職活動も同じ。せっかく数十社の選考で合格しても、働くイメージができていないと早期退職につながるケースは少なくありません。
あなたがパソコンで何をしたいのか考えてみると役に立て方が明確になるでしょう。
見方を変えるだけで、MOSを活用する幅が広がります。何をしたいのか、よく考えてみましょう!
MOSを履歴書で書いたら恥ずかしい?アピールする前に知っておきたい2つのこと
▼ 2つの注意点を意識して履歴書を準備
結論として、履歴書で書いても恥ずかしくありません。とはいえ、正しい書き方をしないと恥ずかしい思いをするリスクがあるため2つの注意事項には気をつけましょう。
履歴書の記入を適当にしてしまうと、恥ずかしい思いをするだけでなく損をするリスクがあります。適切な書き方と準備を徹底しましょう!
恥ずかしい思いをしない履歴書①:正式名称を正しく記入する
履歴書で恥ずかしい思いをしない1つ目の対策は、正式名称を正しく記入すること。
MOSには複数種類があり、正しい名称で記入しないと評価されない可能性があるため注意しましょう。せっかく取得したスキルが役に立たなくなってしまいます。
スタイル | 正式名称 |
---|---|
スペシャリスト(Word2016) | Microsoft Office Specialist Word2016 (マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word2016) |
エキスパート(Word2016) | Microsoft Office Expert Word2016 (マイクロソフト オフィス エキスパート Word2016) |
MOSと聞いてもイメージできない採用担当者は多く、正式名称で記入しないと伝わらないケースは多いです。ちょっと手間ですが、マナーにもつながるため履歴書には正しい名称で記入しましょう。
省略して、MOSと記入しても伝わらない可能性があります。少し手間ですが、正しい名称を履歴書に記入しましょう!
恥ずかしい思いをしない履歴書②:MOSの種類関係なしでアピールする
履歴書で恥ずかしい思いをしない2つ目の対策は、資格のレベルは関係なくアピールすること。
MOSはスペシャリストとエキスパートの2種類ですが、両方とも履歴書でアピールできます。スペシャリスト(一般レベル)だから恥ずかしい思いをすることはないので安心しましょう。
▼ 資格のレベルは気にしなくてもOK
- エキスパートだけが履歴書に書けるわけではない
- 正しい情報を書けば、恥ずかしい思いをしない
せっかく資格を取得しても自信がない様子だと、評価されませんよね。恥ずかしい思いをするだけでなく、勿体無いので自信を持ってアピールしましょう!
MOSを目指す目的がわかったら今すぐ行動したい3つのステップ
MOSを目指すために今すぐ行動したい3つのステップは以下のとおりです。試験は毎月開催していますが、平均的な対策時間(40時間)を考慮すると、余裕のあるうちに対策を進めた方が良いでしょう。
- MOSの勉強方法を考える
- 独学、通信、スクールで自分に最適な方法
- 試験を目指す目標を立てる
- 目安の勉強時間は40時間
- 通信講座ならユーキャンがおすすめ
- 試験は毎月実施(全国一斉試験)
- 申し込み日程を確認し、早めに準備を進める
結論:MOSが役に立たないのはウソ!3つの対策と正しい履歴書の書き方で恥ずかしい思いはしない
結論をまとめると以下のとおりです。
MOSは在宅ワークを中心に、幅広い仕事で活かせるスキルが身に付くパソコン資格。大きく2種類のレベルに分かれていて、パソコン音痴でも気軽に目指しやすいと注目されています。
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