衛生管理者の活かし方は？一種・二種の違いを徹底解説【取得後の活用方法】

2人に1人の割合で合格する衛生管理者。国家資格の中でも目指しやすく、職場復帰やキャリアアップで活用しやすいと評判になっていますよね。

とはいえ、具体的な衛生管理者の活かし方がよく分からない…。そこで本記事では、衛生管理者の具体的な活かし方と第一種・二種の違いを徹底解説しています。

▼ おすすめ衛生管理者講座7選の比較はこちら

衛生管理者の活かし方は5つ【仕事・キャリアアップ編】

衛生管理者は仕事とライフスタイルの両方でスキルを活かせますが、ほぼほぼ仕事で活用します。特に就職活用やキャリアアップで有利になるケースが多く、面接前に「強み」を確認すると良いでしょう。

上から順番に詳しく紹介していきます。

仕事の活かし方①：労働者の衛生教育や教育相談を受ける

1つ目の衛生管理者の活かし方は、労働者の衛生面の教育・相談です。

企業内で徹底した商品の管理やフローが構築されていても従業員の衛生面に問題があれば意味がないですよね。具体的には、手の消毒や人と人との接し方・素手で触れて良いかなど、現場で指導する役割を果たします。

仕事の活かし方②：体調不良や異変の察知・発見

2つ目の衛生管理者の活かし方は、従業員の異変を察知すること。

体調不良の度合いや発熱症状などの自己管理には個人差がありますよね。中には、無理をしすぎてしまっている従業員も少なくありません。

衛生管理者は、従業員の異変を察知し適切な処置誘導でトラブル防止を働きかける役割も果たします。

仕事の活かし方③：事業・業務内容が衛生的に問題ないかチェック

3つ目の衛生管理者の活かし方は、事業自体の衛生管理です。

例えば、食品や飲料水など顧客が口にする商品を取り扱う場合、適切な保管場所やフローを管理しないとトラブルになる可能性が高いですよね。衛生管理者は従業員だけでなく、会社全体の衛生面も管理する役割を果たします。

仕事の活かし方④：衛生保護ができる用具の点検・設備

4つ目の衛生管理者の活かし方は、衛生保護具のチェック・設備です。

例えば、水道に石鹸がないと不便ですよね。特に水回りや出入り口を中心に、衛生面を管理する上で必要な用具を管理する仕事も衛生管理者がおこないます。

仕事の活かし方⑤：労働上の衛生計画を作成・実施・管理

5つ目の衛生管理者の活かし方は、全体的な衛生計画の作成・管理です。

衛生面を管理するためには、行き当たりばったりの知識だけではトラブルになる可能性が高いです。衛生管理者は、年間計画や組織としての体制を管理する重要な役割も果たします。

▼ おすすめ衛生管理者7選の比較はこちら

衛生管理者を日常での活かし方【ライフスタイル編】

衛生管理者のスキルは、仕事だけでなくライフスタイルでも活用できます。具体的には、以下のとおりです。

資格は全て仕事や就職で活用しなくてはいけない先入観が強いですが、ライフスタイルで活用しない選択肢はありません。特に、小さい子どもがいる家庭では衛生教育ができるので主婦を中心に人気となっています。

衛生管理者資格の種類【第一種と第二種の違い】

衛生管理者には第一種と第二種がありますよね。大きな違いは、取り扱いができる業種・業界です。

区分	詳細	業界
第一種	全ての業種・業界で 業務を遂行できる	電気・ガス・水道・医療・建設　など
第二種	有害業務以外の業種・業界で 業務を遂行できる	金融・情報通信・広告・ファッション　など

簡単にまとめると、第一種は有害物質に関わるので事故やトラブルのリスクが高い業界。一方で、第二種は「デスクワークや営業関連」が多くリスクが少ないです。

就職活動の幅を広げる目的であれば、第一種衛生管理者がおすすめになるので覚えておきましょう。

衛生管理者(第一種・第二種)を目指す方法

衛生管理者を目指す方法は、独学か通信講座の2種類です。特に受験資格などの条件がないため、基本的には誰でも目指せる国家資格となっています。

合格率は50%前後と2人に1人が合格できる割合ですが、未経験の場合は難しく感じる可能性が高いです。多少のコストはかかりますが、通信講座で学習した方が効率よく一発合格を目指せるでしょう。

▼ おすすめ衛生管理者講座7選の比較はこちら

結論：衛生管理者第一種・二種の違いを理解し、5つの活用方法を考えてから受験しよう

結論として、衛生管理者の活かし方は5つあり、ライフスタイルでも活用できるスキルが身に付きます。

50人以上の企業では必ず在籍が必要な衛生管理者。合格率が高いこともあり手に職をつける目的で、資格を目指す方が増えてきています。

衛生管理者に興味があるけど、決めきれない…と悩んでいたら、仕事だけでなくライフスタイルの活用と視野を広げてみると答えが見つかるでしょう。

※本記事内の料金は全て税込価格です。